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木室新監督 就任インタビュー



今回、新たにTUFSFCの指揮官就任が決まった木室孝輔(きむろ こうすけ)新監督へインタビューを行いました。異色の経歴、海外経験、そしてTUFSFCで指揮を執ることを決めた理由など、木室新監督の様々な一面をお届けします。



 


ーまずはご自身の経歴をお願いします。

そうですね、選手経験がないので、指導歴という形では、大学1回生の時、18歳のときから始めて今年で5年目になります。最初の方は高校生を教えていて、2019年のシーズンは社会人のチーム(FC淡路島)、Jリーグを目指して戦っているチームだったんですけど、そこで指導をしていました。今年は東京に来て、小学生の年代を教えたりとか、高校生を教えたりっていうのを経て、外大の監督に就任したという形ですね。監督としてのキャリアは今回が初めてです。



ーイングランドへの指導留学を行ったとのことですが、この経験はご自身にどのような影響がありましたでしょうか。


意外と指導がどうこうというところはなくて。というのも、期間が5週間と短かったのと、僕が行ったのが指導者1年目のときだったので、今よりもインプットできた量が少なくて。それよりかは、今後自分がサッカー界でどう生きていくかという、その厳しさとかを教えてもらったといいますか、より指導者として生きていく上での覚悟ができたかなというような経験だったと思います。正直、イングランドでの指導が、というわけではないですね。5週間という短い期間なので、マインドセットが改めてできたかなという。



ーサッカーのプレー経験がないとのことですが、プロのサッカー監督を目指そうとしたきっかけはどのようなものだったのでしょうか。


きっかけは、中学1年の時にヨーロッパのサッカーを初めて見て、その時に今まで見てたサッカーと全然違うな、となったことですね。そこからハマっていく中で、自分がサッカーを職業にするって考えた時に、サッカー選手では中学から始めてトップには行けないだろうと。でもサッカー監督だったらいけるんじゃないかなって思ったのが一つです。あと単純に監督の仕事がかっこいいなということ。スーツを着てピッチに立っている姿もそうですし、監督が変わってチームが一気に変わったというようなことを目の当たりにして、すごくかっこいいな、と思えたところがきっかけですね。



ーどのようなタイミングでTUFSFCを知って、最初の印象はいかがだったでしょうか。


コンタクトを取ったのは今年の10月です。知ったのは、そろそろ監督という立場を経験しないといけないなと考えていた時に、モチベーションがあってかつ選手主体で運営しているチームをリストアップしました。その中の1校だったというのが最初です。印象としては、その5、6校の中で一番、例えば鎌倉インテルと提携していたりとか、あとは去年スポンサーを取ってきていたりしていて、ピッチ外での活動というのも積極的にやっているところが見られたので、やっているサッカーがどうこうというよりは、チームとして面白いなという印象を感じました。



ーその中で、最終的に就任の決め手となった事は何でしょうか。


選手と何回も会っていく中で、選手のモチベーションも高かったですし、一緒にやれるのであればありがたいということも言っていただいたので、そこですかね。ここでなら楽しく、良い刺激をもらい、そして逆に与えながらシーズンを過ごせるのではないかと思ったのが決め手です。


2019年はFC淡路島(現在関西サッカーリーグ2部)で指導した木室監督

ー今までは基本的に学生主体で動いてきたチームですが、木室監督の就任によって変えられる部分はどういったところでしょうか。


今までチームの特色上、2学年が抜けていくという状況があった中で、毎年サッカーが変わってしまうという状況に陥っていると伺っていたので、このあたりを一貫した哲学を持ってチーム作りできるというのが一番のメリットかなと思っています。もちろんメンバーが変わるのでマイナーチェンジは必要なのですが、今まではマイナーチェンジではなくガッツリと変えているという話だったので、そこはしっかりとした軸、哲学を作っていけるかなと。また練習メニューなども全て作成し、試合の采配などもするので、今までそういうものを担っていた選手たちの負担も減るかなと思います。



ー木室さんが監督として目指す最終的な目標は何でしょうか。


プレミアで監督をやりたいというのが、中学からの夢です。ただそれは中学からの夢という部分であって、実際に自分が指導者をやっていく中で、例えば今の日本サッカー界に対して一石を投じることができたらいいなという考えも出てきているので、特にサッカー未経験という立場だからこそ、何か変えるというか、波を起こせるんじゃないかなというふうにも思っています。



ープレー経験がないことによる指導への影響や特徴などはありますでしょうか。


1番のデメリットを言うと、自分でやってみせることができないというのがデメリットなんですが、例えばメッシにドリブルの仕方教えますか?、という話で。(笑)いくら自分がプレー経験あったとしても目の前にメッシがいてドリブルはこうすんねん。っていう風に教えないじゃないですか。それを考えると、いかにオフザボールの動きを教えてあげるだとか、そもそもサッカーというものをどういうふうに捉えていくかという、サッカーIQの部分を伸ばしてあげる方が圧倒的に必要になってくる部分だと思います。さっき言ったみたいに、自分でプレーでみせることができないので、サッカーIQを高めるような指導っていうのを常に心がけてやってきたというのは一つの特徴かなと思いますね。常に論理的に考えて、というのは一つの特徴だと思います。



ーTUFSFCでの目標を教えてください。


2部昇格というのは目標に入れていきたいとは思うんですけど、現実的なところも考えると、3部にまず定着するというのが1番の最優先事項かなと思います。3部に定着すれば、またそこから2部昇格という目標が自然と生まれてくると思うので、まずは残留して、向こう数シーズンも3部に定着できるようなチームづくりをできたらなと思っています。



ー最後に、TUFSFCに関わるOBOGや応援してくれる方々にメッセージをお願いします。


外部から監督を呼んでくる、ましてやサッカー未経験者を呼んでくるというのは、選手たちからしてもチャレンジだったと思うのですが、その期待に応えられるようにこの1年頑張っていきたいと思っているので、温かく見守ってくれればなと思いますし、SNSをチェックしていただけたりとか、実際に試合に足を運んできていただけることがあれば、それはもちろんチームのみんなが喜ぶことなので、そういった形で応援していただけると嬉しいです



 


チームは新シーズンの開始より木室新監督のもとでトレーニングを行います。

新シーズンも引き続き、TUFSFCへのアツいご声援をよろしくお願いします!




(広報部)

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