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「ザンビアからこんにちは!」福田卓矢(3年・英語科)




みなさんこんにちは!東京外国語大学国際社会学部3年英語科北アメリカ地域の福田卓矢です。


留学前にブログは書くつもりでしたが、後回しにしてしまい、気づけばザンビアに着いてから約2ヶ月が経過していました。ごめんなさい!1年生で新入生ブログを書いていない人は夏休みの間に書いてね!


今回のブログでは、ザンビアでの生活の紹介と、2024年上半期のサッカーの振り返り、最後にザンビアに留学を決めた理由について書きたいと思います。長くなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


まず初めにザンビアでの生活について書こうと思います。


まあ何と言っても電気がない!想像してみてください。1日3時間しか電気が使えない生活を。きついですよ、相当。しかも、決まった時間に電気がつくわけではないので、毎日賭けです。そんな状況も最近では楽しめるようにはなっています。




携帯の充電ができないので、かなりセーブしながら使っています。みんなが楽しみにしているであろう僕のTikTokも編集ができないので動画だけ溜まっていきます。え?楽しみにしてないって?日記がわりだからバズらなくてもいいけどね!結構時間かけて編集したやつが100回しか見られてなくても全然悔しくないし。


話を続けますが、ガスコンロではなくIHのようなコンロなので、料理をすることができません。電気がなくては冷蔵庫もただの倉庫なので生ものはすぐに腐ります。出前ばかり食べていたら胃腸炎になって熱が出ました。最悪です。


電気がないので夜は真っ暗です。かといって星が綺麗に見えるかと言われると全然見えません。まあ埼玉よりは見えると思います。南半球の星座を知らないので勉強したいと思います。


あとは虫にたくさん会えます。部屋の窓際には羽のついたアリがたくさん遊びに来ます。水道周りには体の大きいゴキブリちゃんがたまに来ます。おそらく1週間に1回は会います。最初は苦手でしたが、今ではもう見つけて10秒以内にはあの世に送れるようになりました。クモもたくさん遊びに来ます。彼らは友達なので見守っています。さすがに冷蔵庫の中で見つけたときはびっくりしました。でも殺しません、大きいクモにはピーターとパーカーという名前をつけて部屋で放し飼いにしています。


さて、ここまで愚痴のような内容になってしまったので、ザンビアの良い面も書こうと思います。


まず何より人が優しいです。全員が全員ってわけではないと思いますが、今まで僕が仲良くなったザンビアの方はみんな優しいし、友好的です。教室の場所がわからず尋ねたときには、見つかるまで20分以上一緒に探してくれました。みんな家族のように接してくれるのはこの国の方々の良いところだと思います。


また、自然が豊かで綺麗です。日本では見られない植物や動物がいて、そのどれもが自分にとっては新鮮で楽しいです。ワニやゾウは見ることができたので、そのうちライオンと触れ合いたいと思います。




時間に縛られないところも僕のお気に入りポイントです。日本では時間を常に確認しながら生きてきましたが、こちらではザンビアンタイムで生きているので、時間に縛られることによるストレスは感じません。待たされるときはたまにイラッとしますが。


あとは何よりみんなサッカーが大好きです。レストランに行くと必ずプレミアリーグの動画が流れていて、大学生でも放課後は校庭に行ってみんなサッカーをします。凸凹のグラウンドでも、裸足でも、関係なく純粋にサッカーを楽しんでいる様子は本当に素晴らしいと思います。


ここまでがザンビア生活のご紹介でした。まだまだ話せることはあるのですが、長くなりすぎちゃうのでサッカーの話に移りたいと思います。気になる人は帰国したらいっぱい聞いてください。



ここからは2024年上半期、サッカー部の活動の振り返りをしていこうと思います。


個人的に今シーズンは「怪我からの復帰」が一番の目標でした。昨年7月に半月板の手術を受けて以降、半年以上ボールを蹴れておらず、筋力や持久力もかなり落ちた状態からのスタートでした。コンディションを戻すのは大変でしたが、そんな苦しみよりも、ボールが蹴られるという幸せやチームメイトとサッカーができる嬉しさの方が大きかったように感じます。


チーム面では、留学や就活など様々な事情で部員が揃わないことが多く、少ない時は10人もいない中でオフシーズンの練習に取り組んでいました。今まで所属したチームで過去最少だと思います。人工芝工事の影響で外部の練習場所へ毎回移動し、そのたびに変わる練習時間に戸惑いながらも、練習に来ている部員はみんな腐ることなく、真面目に取り組んでいて本当に素晴らしいと思いました。


人工芝工事が終わってからは最高の環境でサッカーをすることができました。人工芝化にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。サッカーを思う存分できる環境があることはとても嬉しいことです。個人的に在学中に土のグラウンドが人工芝に変わることは高校のときにもあったので、「俺ツイてるな」とも思います。


3月から4月にかけては、新入生にどうにかサッカー部に入ってもらおうと必死でした。部員が少ない現状を解決するために、あの手この手を使ってとにかく新入生にアプローチしました。10日以上もzoomで新入生と会話して、常にTwitterを確認しては「#春から東京外国語大学」を追い続けました。みんながバイトをやっている中、お金にならないことをやり続けることでムカつくことも正直ありましたが、それでも1人2人と新入生が入ってくれることでそんなムカつきも嬉しさに変わりました。新歓を頑張った分、今年の1年生には少し思い入れもあります。みんな頑張ってね!早くブログ書け!


リーグ戦が始まってからも大変でした。今年から2部リーグへのチャレンジとなりましたが、全然歯が立ちませんでした。これまでのサッカー人生で最長連敗記録となりました泣。もし今までで一番大変だったことは何ですか、と聞かれたら答えはこれかもしれないですね。ただ、これをどう改善したかというと聞かれても答えようがないのですが。


キャプテンとして不甲斐なさを感じるばかりで、最終節前に怪我をして出られなかったことは本当に情けなく申し訳なく思っています、悔しかったです。まあ仕方ないですね、これが今の自分のレベルなのだと受け入れて前に進むしかないと思っています。


サッカー面以外ではかなり多くのことが上手くいきました。昨年から始めた地域交流活動では、たくさんの地域の方と関わりを持つことができ、より外大サッカー部を知ってもらえたのではないかと思っています。最終節前のイベントには有料であるにも関わらず、多くの方に参加していただきました。イベントにご参加いただいた方や、ご協力いただいた方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。


また、今年から多くの企業様にスポンサーとしてついていただいております。自分でも想像できないほどたくさんの応援をいただき、とても嬉しく思います。いつもありがとうございます。サッカー面ではいい成績が残せておりませんが、府中地域に根付いた活動を続けていき、「人と人とがつながるプラットフォームであり続ける」ことを目指していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


真面目か!急にかしこまった感じになってしまいました。でも本当に感謝しておりますので、改めて伝えさせてください。日頃よりご支援いただき、誠にありがとうございます。




最後に、長い長いブログの締めとして、ザンビアに留学を決めた理由について話したいと思います。


「なんでザンビアに留学行くの?」という質問は、今年に入っておそらく100回以上聞かれています。おおげさではなく本当にこのくらい聞かれています。


その度にいろいろな理由を答えるのですが、今回はその答えを自分なりに真面目に分析してみたのでよかったら聞いてください。これから大切になってくる「自己分析」ってやつですね!


ザンビアに留学を決めたのは、昨年の秋ごろです。もともとは派遣留学でアメリカやイギリスに行こうとしていましたが、たくさん迷った結果、アフリカのザンビアへ留学することを決めました。一応この段階では書類を提出しただけなので、実際に留学することが決まったのは11月だった気がします。


ザンビアへの留学を決めた最大の理由は「危機感」だと思います。決してメンズコーチに影響されているわけではないですよ。真面目に考えた末に出た答えがこれです。


思い返すと、自分は常に危機感に突き動かされてきました。中学では常に勉強ではトップ5以内で成績はオール5、サッカーも地元クラブのキャプテンでしたが、高校ではどっちも大したことはなく挫折を味わいました。「なんとかしないと。」そんな危機感から、大学入試を頑張ることに決め、英語が好きな僕は東京外国語大学を目指すことにしました。


ひたすら勉強を頑張って東京外国語大学へと入学することができましたが、入ってみたものの周りはみんな英語がスラスラ話せる人や帰国子女の人が多く、再び挫折感を味わいました。アイデンティティが失われる感覚です。まあ挫折感というよりは、みんなすげーって気持ちだったような気もします。


高校までは「英語が得意」でしたが、この大学に入ってからはそんな思いは消え、自分の何を長所とするかが分からなくなりました。恐ろしいシュウカツという現実もだんだんと近づく中で、英語以外の何を武器に戦っていけば良いのか。そんな危機感を感じていました。


そんな中で留学を決める時期が近づきました。最初は普通に英語力向上のために英語圏のどこか、アメリカかイギリスにしようと思っていました。しかしながら物価高や高い倍率の選考の不安など、留学の条件は満たしていましたが、このまま決めて良いのかと疑問に思うようになりました。


英語力は確かに伸ばしたいけれど、このまま他の多くの外大生と同じ道を辿っても、自分にとってプラスになるのかと考えるようになり、迷いに迷って迷い抜いた結果、同じく英語が主言語でも、アフリカのザンビアに留学することに決めました。締め切りの10分前まで悩んだ記憶があります。


現状プラスになっているかはわかりませんが、良い選択だったと思えるように残りの期間頑張りたいと思います。後悔はないです。




また、留学を決めた当時は分かっていませんでしたが、今になって「チャレンジ精神がある」ことが自分の強みなんじゃないかと思うようになりました。


メリットやデメリットは考えず、とりあえず面白そうだから、やりたいからやってみようと思えることが自分の強みだと感じています。


高校の時を思い返すと、これまで一度も委員会に所属していないのに高校3年生で中央委員会の委員長をやったり、休み時間に隣のクラスの中に入って一発ギャグをやったり、バカみたいなことも特に何も考えず楽しそうだからという理由でできてしまいました。


サッカー部に所属してからも、自分が部長になってからは、決してやらなくてもいい地域交流活動をやり始めました。普通の大学生だったら、そんなことをやるなんて面倒くさいって思うかもしれませんが、僕の場合はおもしろそう、楽しそうという気持ちが勝ってしまいました。


ザンビアに留学を決めたことも、危機感に動かされたのはもちろん、おもしろそうだと思ったから決めたのだと思います。チャレンジ精神はこれから先も大切にしていきたいです。


この留学が自分の人生の糧となるよう、精一杯、全力で頑張りたいと思います。



長いブログを最後まで読んでいただきありがとうございました!土産話をたくさん持って帰るので、帰国したらみなさんお会いしましょう!


部員の皆さん、9月8日の試合楽しみにしています!ファイト!!


ザンビアから福田がお届けしました!

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