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「部活を続ける意味」福田卓矢(英語科・2年)




こんにちは!国際社会学部英語科2年の福田卓矢(ふくだたくや)です。


初めてのブログなので自己紹介から始めたいと思います。




出身は京都府で、現在は埼玉県に住んでいます。京都生まれというと色んな人に「関西弁喋れるの?」と聞かれますが、全然話せへんで。ほんまに。




10歳離れた兄と11歳離れた姉がいます。昔はよくいじめられていましたが、今ではとても優しいです。先日姉の結婚式があり、綺麗な花嫁姿の姉に感動しました。




小学校3年生の時にサッカーを始めました。兄の影響でした。兄は京都府選抜になるほどサッカーが上手く、高校では全国大会に出場しました。そんな兄の姿を見て自分も全国に出たいと憧れを持ち、サッカーをしていました。ちなみに今は東京ヴェルディのe-sportsチームにいます。




兄よりも上を目指し、目標は全国大会優勝でした。結論から言うと、僕は兄の足元にも及びませんでした。僕はエースを超えるルフィ、イタチを超えるサスケを目指しましたが、結果的に悟飯に及ばない悟天になってしまいました。




兄に優っていたのは勉強でした。高校の定期テストでは300人中200位くらいの微妙な成績でしたが、受験勉強は自分でも怖いくらい上手くいきました。




一度も日本から出たことのない、もっと言えば、西は京都、東は秋田までしか行ったことのない僕は海外への強い憧れがあり、東京外国語大学へ進学しました。




さて、僕が兄にもう一つ勝っていることがあります。それはサッカーを続けている年数です。現在僕はサッカーを続けて12年目です。兄はプロを目指していましたが、大学のサッカーが自分に合わずに高校までで一旦引退しています。




現在僕はプロを目指しているわけではありません。しかし、大学でもサッカー部に所属し、サッカーに本気で取り組んでいます。




この部活に入る前に、自分にとって「サッカーを続ける意味」とは何かを考えていました。




プロを目指しているわけでもないのに、大学に入って週5回もある活動に参加する意味とは何なのか。手術が必要なほどの膝の怪我をしてまでも部活に所属し、サッカーをやり続ける意味とは何なのか。




たくさん考えましたが、多分意味なんてないと思います。




ただサッカーが好きだから続けています。それだけです。




今もサッカーを続けている原因があるとすれば、それは高校3年生の時の選手権のメンバー発表です。人生で最大の挫折でした。




あの日のことは鮮明に覚えています。秋の文化祭の後、校庭に部員が呼び出され、曇り空のもと、選手権のメンバー発表が行われました。一人一人メンバーの名前が呼ばれていくなか、僕の名前は最後まで呼ばれませんでした。これまでの人生の中で最高に悔しい瞬間でした。




メンバー発表から選手権県予選までの2ヶ月。僕はBチームのキャプテンとして練習を続けました。選手権で全国を目指していた僕にとって、正直サッカーを続ける意味なんてありませんでした。




「受験勉強に集中したいから」と理由をつけてしまえばすぐに辞められる状況でした。ただ、僕は辞めませんでした。理由は簡単です。サッカーが好きだからです。同時に、ここで辞めてしまったらこれまでの自分を裏切ることになるという感情もありました。




「選手権のメンバーに選ばれない」という人生最大の挫折をしましたが、それでも最後までサッカーを続け、Bチームの所属していたリーグでの優勝、昇格という形でチームには貢献することができました。




受験勉強と部活を両立しながら努力した日々、一緒に励まし合い助け合った仲間の存在はかけがえのないものです。




そして、最終的に不本意な形ではありましたが、監督にチームへの貢献が買われ、選手権のメンバーには入りました。ベンチ入りは出来ず、チームは県予選で敗退しましたが、それでも最後まで続けてよかったと胸を張って言うことができます。




あのとき選手権のメンバーに選ばれていたら、今サッカーは続けていないかもしれません。どんなカテゴリーであってもサッカーを続けることは自分にとってプラスになるということを学んだおかげで、今もサッカーを続けているのかもしれません。




さて、高校のときの話が長くなりましたが、最後に大学サッカーでの目標について書きたいと思います。




今年は3年生のほとんどが夏以降に留学に行ってしまうため、この秋以降は一時的に僕が部長となります。先日、膝の手術を行ったため、おそらく今シーズンはサッカーをすることができません。




幹部としての責任感を感じている一方で、チームの成長にとてもワクワクしています。僕が今まで所属していたチームの中で、このチームは一番規模が小さいです。しかし、サッカーへのやる気、愛情という面では今までで一番強いかもしれません。




お金のことなんか気にせずに僕たちを強くするため、チームをよりよくするために、たくさんの時間とエネルギーを使ってくれる監督や、素人であっても上手くなりたいと日々努力するチームメイトなど、このチームには素晴らしい人々がいます。何より、日本でしか生きてこなかった僕にとって、海外での居住経験がある人や複数の言語を用いて会話のできるみんなのことはとても尊敬しています。




「全勝での2部リーグ昇格」を掲げていた僕らにとって、前期の結果は望んでいたものではないかもしれませんが、確実に個人、チームとして成長しているという実感はあります。




そんな成長を続けているチームにおいて、僕個人として、チームとしての目標がそれぞれ1つずつあります。




個人の目標は怪我を治して前よりもパワーアップして復帰することです。正直に言うと、みんなの成長を見る中で、自分はサッカーができていない状況に悔しさや情けなさを感じることも多いです。ただ、今できることは怪我を2度としないような強い体づくりなので、復帰した時にチームの力になれるように前向きに頑張りたいと思います。




僕の考えるチームとしての目標は「応援されるチーム」になることです。将来的に、TUFSFCを大学の友達や教授、地域の人々からも応援されるチームにすることが僕の目標です。




SNSの運用やスポンサー活動、チームマネジメント等、自分にできることをやっていきたいと思います。余談ですが、僕の個人的な興味で始めたTikTokのアカウントのフォロワーが1000人を超えました!いつも見てくれる方々、ありがとうございます。




僕は将来、海外で教育関係の仕事につきたいと思っているので、いつか地域の子供向けのサッカー教室や英会話教室などを部としてやれたらいいな、なんて考えています。




たくさんの人と関わり、応援されるチームにこの部活が成長したときに僕がサッカーを続けた意味が生まれることを信じて、今は目の前のことにひたむきに取り組みたいと思います。




長くなりましたが、このくらいで僕のブログは締めたいと思います。最後に僕の好きなミスチルの歌詞を書いて終わります。




“あと一歩のとこまで きっと来てる そうやって言い聞かして


もっと もっと 輝ける日は来る きっと来る もう少し そう信じて“


“End of the day”, Mr.Children

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