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『不死鳥』 大崎建(監督)



シーズン終了しました


本当に楽しかったし


関わるすべての人たちにありがとう


心からの感謝をしています


そういう風に発信してきたのはすべて本心で


心の奥底からの言葉でもある



でもリーグ終わってからの

この何週間かには


心に抱えている気持ちがある

人には言いたくない闇みたいなやつがある



葛藤っていうのか

劣等感っていうのか

ジレンマっていうのか

葛藤とジレンマは一緒なのか?っていうのか



そういうのがある


それはなに?って聞かれたら



きっと共感は得られないであろう話だ



プライドとか自尊心とかそういう話だから



プライドと自尊心は一緒っていう話か



俺は自分の話はしない

あんまり面白くないから



サッカー部で今起こってることとか

部を進めるための戦略とか

部員がどんな人間であるとか



そういうものが面白いし、需要もあるし

だからそんなコンテンツを発信してきたし



これからもそうするんだけど



だけどね、

今日は俺の話を聞いてくれよ回



はい、ここで撤収で大丈夫です!



もっとあなたの役に立つ発信が俺はできるし

それはまた今度必ずやるから

今日は帰って家で板橋ハウス見る方が

圧倒的に有意義な時間を過ごせるよ



モヤモヤを吐き出して

こんな人が監督やってたんだって

思ってもらえたらいいなって感じかな




まず1つ言っておくことは



俺の行動軸は"かっこいい"かどうかだ



ん?ってなりそうだけど



行動軸ってなにって話だけど



この行動する?しない?って場面



俺はその行動がかっこよければする

かっこよくなければしない


それが行動軸



そのかっこいいってやつは

誰かが思うかっこいいではない

俺が思うかっこいいが全てだ!



誰がどう思うか知らないけれど

俺にとって野原ひろしはいつもかっこいいし

黄猿から逃げろって判断したルフィもかっこいい

試合前に国歌聞いて泣く監督を笑う人もいるんだろうけど、50歳超えて泣くほど国のために戦える人を俺は心からかっこいいって思ってる



人にどう思われるかじゃないんだ

俺が俺にどう思うかが大事なんだ

それはきっと人からは理解されないだろうし

理解される必要もない



それで言うと今季の俺は最高にカッコ悪い



っていうか、ダサい



ダサいって言われるのが1番嫌かもな



サッカー部のホームページには



プロフィールに



『かっこいい30歳になる』



って書いてあるはずだ



それは叶わなかった

全然かっこよくない



なにに納得いかないかっていう話が大事だ

少しその話をしていくと



今シーズンは我ながらいい仕事ぶりだった

組織には明確に変化が起きたし

関わる人も認知度も増えたし

選手たちがサッカーに向き合えてる

観に来た人は大体選手の姿勢を褒めてくれた


サッカー上手くなったって自覚も芽生えた人もいるし

目指すべきサッカースタイルも見えた

理想に近いような瞬間もあった

連敗でも前を向ける強さも出てきたし

少しずつ要求して求め合う姿勢も出てきた



それでいいじゃないか

1年目から結果を出すのは難しいよ

来年はもっと良くなるはずだよ!



俺の周りの人はこう声をかけてくれた



それは本当にありがたいし感謝してる



でもね、これが最高にかっこ悪いんだ

俺はこれが最高にかっこ悪いと思ってしまう



それは完全に自分自身の自負とプライドだ



俺の能力バロメーターをグラフにしたら



『良いサッカーで結果を出す』



これが群を抜いて1位のはずなんだ



良いチームを作るとか

チーム運営とかマネジメントとか

サッカー教室を開催して成功させるとか

楽しいコンテンツを作れるとか

その他もろもろ



それらは俺にとってはメイン能力じゃない



『良いサッカーで結果を出す』



を発揮させるための能力でしかないんだ



俺はマルチロールでどんなことも器用にこなしたいわけじゃない

そもそもそういうタイプではない



とことんサッカーを突き詰めたい職人なんだ



ずっとそうだった



でも、それだけじゃこの世界で生き抜けないことを知って



チームをどう動かすってことを学んだだけだ

海を渡ってドイツの指導者がどうマネジメントするのかを見たし

リーダー論みたいな本は読み倒したし

ビジネス系のYouTubeやVoicyが移動中のお供だった



常にサッカーの試合だけ観てた時間を

そういうものに変換して

学んで得てきただけの力だ



最も大切なものは変わっていない

俺を支えてたのは圧倒的なサッカーの創造性だ




つまりだから


チームがうまく回ってるように見えて

結果だけ出ていない

この現状が許せない


だったらマネジメント面も結果が出ないでくれれば

自分の中では合点がいくのかもしれない


おかしな話だし

その方がいいなんてわけないことも分かってる


これが最も強烈な自分の中の葛藤だ



今の状況が情けなくて、悔しくて



こんなかっこ悪いことはない



こんな自分は許せない



職人が自分の壺を納得いかなくて自分で割る

あの感覚がよくわかるというか

そういう感覚なんだと思う



こんな自分はぶっ壊してしまいたい



そして、もう一つ



こんなぶっ壊したい自分と向き合った時



間違えなく昔の自分だったら取ってた行動は



最終節終了直後に

『こんな成績の責任取って今日でやめます』



って言ってたはずだ



この潔さを自分はかっこいいと思うし

それは変わらない



でも、俺はそんなことしなかった



俺はなんか大人しくなってしまったのかもしれない

落ち着いて弱っちくなったのかもしれない

勢いなんてなくて普通の人なのかもしれない



それもまたジレンマだったりする



けれど俺はその選択はしなかったのが事実だ



それはきっと

このサッカー部のことが大好きだからで

ここでやり遂げたいことがあるからで

みんなの喜ぶ顔がみたいからだ



でももっと本音を言えば

この部活に最も良い進化を与えられるのも

見たことない場所へ連れていけるのも

関わる人たちの最高の笑顔を作るのも



俺だと思う



俺じゃなきゃできないと思ってる




シーズン終了から

俺はここにいるべき人ではないんじゃないか



っていう自問自答を続けた



その答えは出ない




だからその答えは創りにいく



この最高にダサい自分と決別して



かっこいい自分になるまで

良いサッカーで結果を出すまで



俺は諦めない

何度壺割っても作り直すよ



引導は誰かに渡してもらうことにする



だから来年もよろしくお願いします!

そして、信じてください!期待してください!




諦めは悪い

何度でも蘇る

絶対死なない




不死鳥ですから



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