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卒業ブログ『この4年間は悔しい想いも沢山したけれども、総じて振り返ってみると貴重な一生の思い出』(大澤愛介)

2020年も残り1週間ほどとなりました。世間一般的にはコロナ禍により過去になく味気なく過ぎ去った一年だったと思いますが、個人的には、就職活動や学生サッカー最後のシーズン、卒業論文執筆と非常に色濃い一年でした。



 さて、それら3つをすべて終えてすっきりした気持ちで、自分の大学生活の中心にあったTUFCFCでの日々を振り返ってみると、「悔しい思いも沢山したけれども総じて振り返ってみると貴重な一生の思い出だ」という想いがあります。

 引退を語るにあたって、まず、そもそもなぜTUFCFCに入部したかを思い出してみました。一言で言ってしまえば「サッカーがしたかった」というだけです。しかし、もう少し噛み砕いてみると、「後悔しか残らない終わり方でサッカー人生を終えたくない」という想いが大学でもサッカーをしたいという想いに繋がり、TUFCFC入部という決断を自分にさせていました。高校2年の冬に腰を負傷し3年の春の最後の大会に万全の状態で臨めなかった僕は、「高校サッカーを全力でやり尽くした」という実感を一ミリも持つことができませんでした。その後悔を消化することが、大学でサッカーをやる上での自分の中での一つの目的でありました。

 以上書いたことも踏まえてこれまでの4年間を振り返ってみると、大学サッカー生活は後悔を残さずに全力でやりきることができたと言えます。たしかに、チームとしては何度も4部への降格を経験し、また、今年はあと一歩のところで2部への昇格を果たせなかったし、個人としては最後までレギュラーに定着することができなかったというように、個人としてもチームとしても悔しい思いは数えきれないほどしてきた4年間でした。しかし、「悔しい経験をすること」と「後悔を残して終わること」は別のことを意味するとして考えると、やはり、後悔を残さずに全力でやりきることができた4年間でした。

 おそらく、今回のブログの趣旨はチームのことというよりも自分自身の事を振り返ることだと思うので、チームの戦績がどうだったかということには触れずに、個人的なことを振り返っていきたいと思います。

「レギュラーに定着して公式戦に出続けたわけでもないのにどうして後悔を残さず終えることができたのか」と多くの人が疑問に思われることでしょう。事実、「公式戦に出て活躍出来なかったら絶対に後悔して終わるに決まっている」と僕も長らく考えていました。(引退する直前までそう考えていたというのが正直なところかもしれません。)しかし、引退して2週間ほどたった今こうして後悔していないと思えるのは、「他の誰よりも高いところまで到達することはたしかにできなかったかもしれないけれども、自分自身が現状で到達し得る一番高いところまでは行くことができたのではないか」と感じているからです。もちろん、腰痛や環境適応に苦労したことを言い訳にせずに1,2年の頃からもっと賢く地道に努力していれば、もっと成長し公式戦にももっと出場できた可能性は十分あると思います。しかし今こうして振り返ってみると、他の選手に比べたら成長の成果は低かったとしても、これが自分の全力でのできる限りの成長だったのだろうと思うし、そのように自分を肯定してあげてもいいのかなと感じています。(引退した今だからこそそう思えているのかもしれませんが。。。)

今僕は、基本的にはネガティブな自分としては珍しく、「全力を尽くして成長してきたけれどもレギュラーに定着するには至らなかったのは何が足りなかったのだろうか」ということを明確化しその反省を人生の次のステージに上手く生かしていこうとポジティブに考えられていて、これは自分としては4年間の中での本当に大きな収穫であると感じています。そう考えると、TUFCFCでの日々は間違いなく貴重すぎるほどの経験だったと思います。

このようなことを書いておいてなんですが、もしこのブログを後輩が読んでいたら、チームに必要不可欠だというくらいの選手になることを目指して欲しいということを伝えたいと思います。僕がこのブログで書いたような心境に至るのは引退してからで十分です。(笑)現役中はあくまでもチームの中心選手となることを目標にしてください。

 自分で文章を書いていて何を伝えたいのかよくわからなくなってきてしまったので、ここで僕のブログを終わらせていただきます。何が言いたいか理解しづらい拙い僕の文章を最後まで読んでくださりありがとうございました。


最後になりますが、これまで僕がTUFCFCでサッカーをしてくることができたのは、先輩や後輩、同期をはじめとした多くの皆様のお陰であると思います。今まで本当にありがとうございました。

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