「リアルハンドシェイクinイギリス」中国語科5回 熊澤奨太郎
- tufsfc
- 2020年4月3日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年7月15日
こんにちは。5回の熊澤です。
僕は海外に留学したことがないので、去年の夏イギリスに旅行したときのことを書こうと思います。僕はマンチェスターユナイテッドのファンで、その本拠地オールドトラッフォードで生で試合を見るという夢が叶った旅行です。
本場のサッカーを見てまず感じたのは、スピードの違いでした。走る速さはもちろんのこと、パススピード、シュートスピード、判断のスピード、全てが異次元でした。おまけに、技術も洗練されていて、とても美しいサッカーを見させてもらいました。
マンチェスターシティの試合は、すべての選手が上手でとても感動しました。
そしてもう一つ、サッカーは勝つためのスポーツだという事を実感しました。
サッカーはゲームである以上、勝たなければ面白くないし、ましてやプロチームとなると、結果がまず第一に求められる世界。
マンC対エバートンの試合では、技術で劣るエバートンは、前線のフィジカルの強さを生かしてロングボールをひたすら蹴り込み、幾度もチャンスを演出しました。あれだけ質の高い選手が揃っていたら日本人が求めがちな美しいパスサッカーも実現できるはずなのに、です。
相手とのレベルの差や強み弱みを検討し、理想と現実を擦り合わせて勝つためのサッカースタイルを考え追求する。それこそがサッカーだと肌で実感しました。

僕はサッカーを観戦しただけではありませんでした。
なんと、現地の人とガチサッカーをすることができました!たまたまサッカーチームのセレクションが開催されていて、そこに飛び入りで参加したところ、快諾して頂き、急いでユニフォームとスパイクを買って参加したのです!
その時買ったスパイクと脛当ては今でも使っています。余談ですが、イギリスはとてもサッカー用品の値段が安く、日本なら10,000円ほどするスパイクが半額の5000円位で売っていたので、とても興奮したのを覚えています。
話を戻しますが、セレクションは、8人制チームが6チーム、コートが3つあり、総当たりしていく形式。
ちょうど人数が1人足りないチームがありそこに入りました。そのチームは、黒人チームという感じで、黒人しかいませんでした。とても体のゴツい奴がいたし、英語もスラングだらけだし速すぎて何言ってるか全然わからず、ロッカールームのようなチームの待合室に入った時とても緊張しました。
ですが、色々あってともかくいい感じにハンドシェイクして仲良くなり、試合に臨みました。ハンドシェイクは、外語大サッカー部で鬼の如く流行っているので、それが役に立ちました。
結果は勝ったり負けたりでした。そこで感じたのは、まず、日本人と欧米人やアフリカ人の特徴の違いでした。
イギリス人はポール扱いがうまくて視野も広く、簡単にプレーできるし体も強い。アフリカ人はバネがあって、変な体勢からもシュートが打てるし、足が結構伸びてくる。日本人は、フィジカルで勝てなくても、南米人のような細かい動きやスピードなら勝負できると思いました。
もう一つ、コミニュケーションの大切さを知りました。
味方も敵も知らない人たちで、おまけに英語も半分くらいしかわからない。人種も違う。その中でサッカーをプレーする。しっかり自分から能動的にコミニュケーションを取ったり、パスがどこに欲しいとかスイッチしたいとか主張したりすれば、自分の意思も伝わるし、理解度も互いに深まったのです。
もし何も喋らなかったらパスも来ないし変なやつだと思われて終わったと思います。セレクションが終わった後は、みんなが仲良くハグしてくれました。

この経験は、今後知らない世界に飛び込んだ時にきっと役に立つ貴重なものだと感じます。
サッカーは、サッカーを通じて、サッカーのことだけでなく、人生の勉強にもなるので、とても良いなと思ったイギリス旅行でした。

ちなみにこれは泊まった先の綺麗なお姉さんとのツーショットです。
この後日本のお土産として油取り紙を30枚プレゼントしました。(要らなかったかも)
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