「第二の故郷 メキシコ」スペイン語科3回 上間拓也
- tufsfc
- 2020年4月1日
- 読了時間: 5分
皆さんこんにちは、スペイン語科新3回の上間です。
僕が執筆するブログの題材はショービジ!(みんなやるやつですね)
昨年の夏にメキシコのグアナフアトという街で1カ月留学した時の思い出を綴っていきたいと思いまーす。
まずはグアナフアトの紹介から。
グアナフアトはメキシコのちょうど真ん中あたりに位置しています。人口は8万人程度の小さな都市ですが、学生の街であり、大学で外国人向けのスペイン語コースが開講されているため留学先として選ばれることは多いようです。ちなみに僕が受けたのはグアナフアト大学の中級スペイン語コースでした。
街並みはどうかというと、スペインの植民地時代に栄えたためカラフルなコロニアル建築が残っておりなんと街自体が世界遺産に登録されているようです。

生で観るとさらに綺麗です。
メキシコというと治安の心配をされる方が多いかと思いますが、グアナフアトは学生や観光客が多いため比較的安全だと聞きました。
実際に僕はその情報に甘えて夜中にタコスを食べに一人で外出するなど、警戒心ゼロで滞在していたにも関わらず身の危険を感じるようなことは一度もありませんでした。(良い子は真似しないでね)
乗り換えのメキシコシティでは色々あって数百ドル失いましたがこの話はまたいつか、、
ショービジというと寮やルームシェアが主流ですが、僕はホームステイで1カ月滞在しました。
ホストファミリーは3世代の大家族で、めちゃくちゃ親切にしてくれました。

赤ちゃんいてビックリ!名前はニコラスです!1歳でしゅ!マジ天使!
ホストマザーが毎晩腕を振るってくれ、メキシコの家庭料理を満喫できました。
そもそも数あるスペイン語圏の国の中から僕がメキシコを選んだ理由はメキシコ料理だと言っても過言ではないのでとても幸せでした。
ただしメキシコの食事の時間に関しては日本と大きな違いがあり、昼食は午後3時、夕食は9時頃だったので慣れるのに時間がかかりました。というか、たぶん最後まで慣れませんでした。あと、冗談抜きで毎食トルティーヤが出ます。
ここからは申し訳程度にサッカーの話もしたいと思います!
メキシコサッカーといえば、本田がパチューカでプレーしていたのは皆さんの記憶に新しいかと思います。そこは一つ現地人との話題になるかなと思っていましたが、蓋を開けてみると良くても「そういえばいたね」くらいのリアクションで、人気も知名度も自動車メーカー「ホンダ」の圧勝でした。もっと頑張れよ本田!
ちなみにホストファザーのルイスはまさにその「ホンダ」に勤めていました。そう、日系企業が多いのはメキシコの特徴の一つでもありますね。
話が少しずれましたが、それでもメキシコリーグはすごい盛り上がっていました。
驚いたのは、週末になると飲食店のテレビではずっとメキシコリーグの試合が流されていたことです。Jリーグに置き換えてみると日本では考えられませんね。。
また、グアナフアトから程近くにパチューカと同じくメキシコ1部のクラブレオンの本拠地があり、観戦しに行きたかったのですが日程が合わず断念しました。これはメキシコ留学で唯一の心残りです。
スタジアムにこそ赴くことはできなかったものの、所々で現地のサッカー熱を感じることができたし、サッカーを話題に交流する機会もたくさんありました。
しかし現役サッカー部員たるものそれだけじゃ満足できないので、現地に到着した瞬間からずっとサッカーをする機会がないか伺っていました。そして幸い、学校で知り合った現地人に誘ってもらって数回草サッカーに参加することができました。
メキシコは高地が多いことで有名ですが、グアナフアトも例外ではなく約2000メートルと、富士山5合目(分かりづらくてすみません)ほどの標高がありました。
標高に加えて、コネが見つかるまで運動不足だったこともあり酸欠を心配しながらプレーしましたが、参加者がオジサンばかりでプレースピードが遅く杞憂に終わりました。
僕の本職はサイドバックですがこの時ばかりはオジサンに紛れて前線を駆け回り、気分はヴァーディ―でした。
そしてサッカーのあとは皆で屋台のタコスをビールで流し込む(ちなみにメキシコは18歳から飲酒ができるよ)という、思いつく限り最も理想的なメキシカンライフを体験できました。オジサンたちとも仲良くなれたし。。。
とにかくこの一カ月を通じて、やはりサッカー(と下ネタ)は最強な世界共通言語だなと感じさせられることが多々あり、その素晴らしさを再確認できました!!
そしてもう一つ強調したいのがメキシコ人たちのフレンドリーさです。
スペイン語も満足に喋ることができない日本から来た僕を、さも旧来の友人かのように色々なところに誘ってくれて、僕はもう財布の中が空っぽ寸前でした。帰国して半年が経つ今でも僕の近況を気にかけてくれて、インスタのコメント欄の大半は彼らです。
いつの日かグアナフアトへと舞い戻り彼らに再会することを心待ちにしています。成長したニコラスにも会いたいな。
来たる長期留学も同じグアナフアト大学へ行く所存でございます。
最後に、メキシコシティでトイストーリーのキャラ達と撮った一枚で締めにしたいと思います。

*この後しっかり20ペソ(約100円)取られました
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