大学に入学してからもうすぐ5年が経とうとしている。この5年間を振り返ると本当に充実していたと思う。そして、その充実した学生生活は、サッカー部での時間があったからこそだと断言できる。
サッカー部での活動を振り返ると、自分は選手として思うように結果を残せなかった。試合に出てない時間の方が圧倒的に多く、試合に出る機会があっても思うようにプレーできないことが多かった。また怪我も多く、選手としてチームに貢献することができなかった。それでも、サッカー部での時間に後悔はなく（もっと練習すべきだったという後悔はあるが）、むしろ大学生活で一番長い時間をサッカー部で過ごせて心からよかったと思っている。それは、周りの人たちに恵まれていたからだと思う。そしてその素晴らしいい人たちと一つの目標に向かって全力で取り組めたことが何よりも自分の財産として残っているからだと思う。
最後に、私がサッカー部で時間を過ごした中で感じた、当部活の良いところを一つ話したいと思う。それは、部員数が少なく、各部員の裁量権が大きいため、自分たちで部を変えていけるところだ。自分たちの代では、幹部を中心に戦術や練習内容の考え直し、SNSの積極的活用、風通しの悪い飲み会の廃止、罰走の廃止、ユニホームの変更、スポンサー獲得へ向けた営業活動、監督の招聘などが行なわれた。自分たちが1年生の頃から過ごしていて不必要だと感じたものを無くし、逆に部にとって必要であると感じたものは積極的に取り入れた。もちろん何かを取り入れたり無くしたりする結果、全てがうまくいくわけではない。けれども、このように自分たちが本気で正しいと思える方向へと部を変えていけることは非常に魅力的であり、その過程が自分たちを成長させてくれる。後輩やこれからサッカー部に入部する人たちには、部を良くしていくには何が必要かを常に考え、変化が必要だと感じたら、変化していってほしい。変化を恐れず、自分たちが正しいと思ったことを貫き通してほしい。
５年間本当にありがとうございました。