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留学生活とCALCIO 新5回 イタリア語科 大澤愛介

更新日:2020年3月20日

こんにちは、お疲れ様です。春から5回生の大澤愛介です。


今回のブログのテーマが海外での経験・留学体験についてとのことなので、2018年10月~2019年7月まで行っていた留学について書かせていただきます。

僕はこの期間イタリアのピエモンテ州にあるトリノに留学していました。イタリアというと普通イメージされるのはミラノやローマヴェネツィアといったところだと思うので、トリノと言ってもあまりピンと来ないかもしれませんが、サッカー好きの方には、セリエAの絶対王者ユヴェントスのある街と言えばお分かりいただけるかと思います。

やはり絶対王者なだけあってサッカー好きの友達の殆どがユーヴェファンでした。僕はライバルクラブであるインテルファンなので友達から「お前はいいヤツだけど、インテル応援してるのがなあ…」と度々言われていました。

トリノなのでユーヴェファンほどではありませんが、とはいえインテルも人気クラブであるので、この街にもたくさん応援している人はいました。スポーツバーにセリエAやチャンピオンズリーグの試合を観に行けばインテリスタは沢山いましたし、試合に勝った後彼らと一緒に盛り上がったりしたのはとてもいい思い出です。


皆さんも想像がつくかと思いますが、イタリア人の男たちはやはりサッカーが大好きです。年齢に関わらずに誰も彼もみんな一日中サッカーの話をしていますし、学校や仕事が終わった後だったり週末だったりには5人制や8人制のフットサルをやりに出かけていきます。

ちなみにイタリアでは遊びとしてやるには11人制のサッカーではなくフットサルの方が一般的であるようです。一方女の子たちはどうかというと、もちろんサッカー好きの子もたくさんいますが、男たちがそうやってサッカー一色な感じで生きているので、「またカルチョかよ…」と冷めた目で見ている子たちが多かったです。

イタリアで留学生活をしてみて、サッカーが本当に国民の生活に文化として根付いているというのはこういうことなのだなと感じました。


留学中僕は応援するインテルの試合を毎月観戦しに行き計8回試合を見ることが出来ました。スタジアム中が1プレー1プレーに一喜一憂したり、声援や拍手を送ったりしているあの迫力はなかなか日本では味わえないものではないかと思います。そして何といっても自分の大好きなクラブの勝利を目の前で見届けられる幸せは何にも代えがたい格別なものでした。

あと、初めて友達と観戦に行ったトリノで行われたトリノFC対インテルの試合で初めて自分の好きなクラブが負ける瞬間を生で見た時のあのショックはそうそう忘れられません。

日本ではセリエAはあまり人気がりませんが、是非イタリアに行く機会があったらセリエA観戦もしていただきたいと思います。僕は他国のリーグ戦の試合を見たことがないので比較は出来ませんが、最近はセリエAも首位争いの活気も取り戻してきつつありますから十分楽しむことが出来るかと思います。

観戦しに行ったインテル対ナポリの試合で一部のアホたちが相手チームの選手にモンキーチャントを浴びせ後々全国的に問題になったり、ミラノダービーの試合前にスタジアム付近を歩いていたら相手チームのファンらしき奴に冷たい目で「なんだあのアジア人」というセリフを吐かれてしまったりしたことがあるように差別対策といった面ではまだまだ遅れているイタリアサッカー界ではありますが、スタジアムに訪れる人の大半はもちろんいい人たちなので、安心してサッカーを楽しめると思います。

また、よくどうやったらセリエAのチケットが買えるのかということをよく聞かれますが、全然難しいことはありません。各チームのHPにアクセスすれば購入できます。イタリア語が分からなくても、各チーム英語版のページがあるはずです。



ちなみに写真は全くサッカーとは関係ありませんが、シチリア島のチェファルというところでの一枚です。夏にイタリアへ行く方がいたらここはおすすめです。


※今回のブログに書いた内容はあくまで僕が留学中に感じたことについてなので、皆さんがイタリアへ行かれた際には違った印象を持たれる可能性があることはご了承ください。

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